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2017年02月27日  信州と日本の手わざ・手仕事

美しい古木、銘木の逸品を暮らしに

手前は黒柿の小箱と茶筒。奥は欅(けやき)の茶筒です。
どちらもハッとするほど美しく、手に吸い付くようななんともいえない肌触り。ふたと胴の合い具合も絶妙です。こんな美しいものを日常に使う……上質でていねいな毎日を送ることができそうですね。

黒柿とは樹齢数百年を重ねて幹や枝の芯の部分が黒い模様のようになった柿の古木を指します。木材として貴重で、加工によりこんなに美しい表情がかもし出されます。

欅は、銘木のなかでは比較的手頃な価格で入手できますが、美しさ、耐久性、調湿性は抜群で、使い込むほどに色合いに味が出てきます。どちらも記念品におすすめです。

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茶筒は直接茶葉を入れてお使いいただけますが、木の香りが気になる場合は、
使い始めに粉末茶を少量入れて振り、木地と茶をなじませていただくといいでしょう。
時間をかけてお宅のお茶に合う茶筒に育っていきます。

手仕事が生きる良質な道具を暮らしで使うということは、日々、その道具を育てていくことでもあるのですね。美しい習慣だと思います。