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2016年06月18日  信州と日本の手わざ・手仕事

眼科医にして版画家 小林 朝治

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小林朝治(こばやしあさじ 1898ー1939)は長野県須坂出身。
金沢医科大学在学中から油彩画を描いており、版画家・畦地梅太郎の影響を受けて版画を制作するようになりました。
眼科医となり、30代で郷里に開業後は、地元の芸術文化の振興に尽くし、研究会や同人誌を結成するなどして、須坂に版画文化が根付く礎となりました。須坂版画美術館内には「小林朝治記念室」があります。骨太で躍動感のある風景作品が魅力の作家で、夭折が惜しまれます。

当店の和紙包装紙は、氏の作品購入を縁にデザインをご提供いただいたもの。アートとしても魅力的です。

画像は2015年に朝治ゆかりの長野県須坂版画美術館で開催された展覧会の案内チラシ